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レッツMEditQ COLUMN
2026.01.29
2026.01.29
本をゲームに?MEdit Labの次なる挑戦!【MEditカフェ2026Aquarius】
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2026年初めてのMEditカフェを1月25日に開催しました。高校生、医学生を含めて10名ちょっとのメンバーが集まりました!初の日曜日の開催ということもあり、11時から15時まで。ランチあり、おやつありの楽しい会となりました♪

◆日本版『HITSTER』で遊ぶ!

いつも自作ゲームの試遊でタイムオーバーとなってしまうのですが、ワークショップオフの期間は、既存の名作ゲームでもたくさん遊びます。今回は、イツメンの図書館職員、森田さんが持ってきてくださった『HITSTER』をプレイ。こちら、世界的に大人気のゲームで、満を持して日本版が登場したのです。どんなゲームか?

スマホのアプリを使って音楽を再生し、それを聞いてリリースされた年を当てるだけのシンプルルールで、誰でも簡単に遊ぶことができます。楽曲は、1930年代とかの「これ、カセットテープが音源?」というような超懐メロから2024年の最新楽曲まで入っており、おしゃべり病理医がピンとくる曲と、高校生たちがおぉ!って思う曲には大きなギャップもあったりして、自然とおしゃべりが盛り上がったり、鼻歌を歌ったり、一気に楽しい雰囲気に。

▼医学が趣味なのではと思うほど勤勉な医学生ゆっきー。やや苦手なゲームではないかと思いましたが、非常に論理的な思考で楽曲の発売年を推定(笑)

自分の順番で、山からカードを1枚引き、二次元バーコードから音楽を再生。自分がこれまで選んだ楽曲をにらみながら、どこに今聞いている曲が入るか考えます。当たったら、そのカードは列に並べたままにでき、間違った場合はカードは没収されてしまいます。いち早く10枚並べた人が勝ちです。

▼おしゃべり病理医の楽曲たち。1枚目は1978年リリース、矢沢永吉の『時間よ止まれ』でした。1歳だよ、ワタシ(あ、年バレた)

森田さんの勝利で終了!このゲーム、意外に年配の方が、ライフイベントとその時聴いていた音楽がリンクするため、有利かもしれない、という結論になりました。高校生たちがかなり古い曲にもかかわらず、2000年代あたりで悩んでいる姿をみて、若い子にとっては、古い音楽はいっしょくたに古いんだなぁと思いました。

◆今年度のMEdit賞受賞作「消化管電鉄」をじっくり遊んでみた!

お次は、今年度のMEdit賞受賞作、マリアちゃんの「消化管電鉄」で遊びました。私たちMEdit Labメンバーは、クロージングイベントの当日は、実際に試遊することができず、改めて今回じっくりプレイすることに!

マリアちゃん、イベント終了後の改良を重ねており、消化管クイズの内容などバージョンアップしていました。すごい!

▼折り畳みオッケーの消化管電鉄ボード。解剖学的にもとても正確にルートが描かれ、プレイヤーが楽しめる工夫が随所にちりばめられています

このゲームは、すごろく形式で進めながら、エネルギーと食物繊維をバランスよく摂取し、ゴールの肛門にたどり着いた時に、快便のサインである“プープーポイント”をたくさんゲットできた人が勝ちというゲーム。1番乗りでゴールをするとプープーポイントを3ポイントゲットできるものの経過中に栄養をしっかり摂取していかないとポイントがなかなか高くならないのが難しいところ。ただのすごろくではなく、プレイヤーが戦略を練られるような工夫がなされているのです。

そしてなんといっても「カード」というマス目で出題されるクイズが素晴らしい。クイズに正解しないとアイテムカードをもらえないのも良くできたルール。しかもクイズは3つの難易度で分類されており、小学生から大人まで幅広く遊べることができるのです。

マリアちゃんから、おしゃべり病理医はひとりでプレイし、選択肢がないノーヒントでクイズに答えるように指示されました。プレッシャーかかるわ~。

▼おとな(非医療者チーム)のおふたり。CTで骨はなぜ白く映るか?という設問に「む、難しい…」と熟考

▼大腸に入ると、食物繊維をゲットできるマス目が増えます。このあたりもシリアスゲームとしてとても考察されている工夫の一つ。回腸の一部にはメッケル憩室があったり(笑)(おしゃべり病理医の本『細胞を間近で見たらすごかった』を読んで、描き加えたんだそう♪)

ゲームが修了し、再度、試遊した感想やさらなる改良ポイントが話し合われました。とても真剣に耳を傾けるマリアちゃん。今後も頼りにしています!

◆“まぢすご”がゲームに?『マジぞう』

そして最後。本日初のお披露目となる『マジカル五臓』略して“マジぞう”をみんなで遊びました。

『マジぞう』はしんしん考案のゲームで、なんとおしゃべり病理医の近著『細胞を間近で見たらすごかった』を参考にしたゲームなんです!MEdit Labは、今年、ゲームと本をセットにした企画ができないものかと考えており、トライアルとしてしんしんが試しに作ったのでした(外勤先で病理診断をしながら急に思いついたのだそうで、家に帰って即座にカードをちゃっぴーに作らせたのだとか)。

▼緊張した様子のしんしん。そうなんです!自作のゲームをみんなで遊んでもらうのはなかなかに緊張するもの。場の温かさが重要です

最初は、しんしん考案のルールで行こうと思ったのですが、即座にみんなで色々意見を交わした結果、少しルールを変更して遊んでみることに。

このゲームは、お題カードと臓器カードをペアで引き、お題カードの指示に従って、その臓器を説明するというもの。臓器を見事、当てた人、当てられた人にそれぞれポイントが入るというシンプルルールです。

お題は、「擬態語で表現するなら?」「この臓器が一番働くのはいつ?」「動物にたとえるなら?」「絵で表現するなら?」などなど、実にユニーク。

▼絵文字3つで表現された臓器。何かわかるかな?(答えは最後に)

▼みんなお題カードを読もうと前のめり

意外と動物にたとえたり、オノマトペで表現すると医学生やドクターであってもなかなか臓器を当てるのは難しく、間違えが面白くて笑ってしまったり、場が和むとても良いゲームに仕上がっていました。もう少しカードの内容に工夫が必要かもしれませんが、「本×ゲーム」の可能性を感じられる試みで、これからとっても楽しみです。

▼空中に「副腎」を絵を描くおしゃべり病理医。背中で語ってみる

とっても楽しい2026年初MEditカフェでした。次回は、3月15日の予定です!

 

(答え:肺)

投稿者プロフィール

小倉 加奈子
小倉 加奈子
趣味は読み書き全般、特技はノートづくりと図解。一応、元バレリーナでおしゃべり(おえかき)病理医。モットーはちゃっかり・ついで・おせっかい。エンジニアの夫、医大生の息子、高校生の娘、超天然の母(じゅんちゃん)、そしてまるちゃん(三歳♂・ビション・フリーゼ)の5人+1匹暮らし。