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2026.05.07
2026.05.07
検診か?点心か?血管か?水道管か?【MEditカフェAries2026】
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今年度初のMEditカフェを4月4日(土)に開催しました~!

入学式前後のオリエンテーションなどで忙しかったにも関わらず、今回も新大学1年生が何人か参加してくれて、フレッシュな風が舞い込む、素敵なカフェとなりました。

初めましての方も1年ぶりだね!の方もいて、自己紹介と近況報告がてら雑談でスタートした今回のカフェ。医学部入試でどんな体験をしたかも話してくれました。たくさんの医学部を受験すると、一次試験を突破しても面接試験日が重なってしまい、どちらかを辞退する、という選択を迫られたり、いくつかの大学が補欠となった後に、繰り上げ合格が判明した場合、入学金を支払うかどうかの決断が必要であったり、様々な形式の面接試験にとまどったりと、いろんな苦労があったようでした。

▼おしゃべり病理医としんしんも最近の仕事の報告を(仕事といっても日々の病理診断業務ではなく、病院の広報のお仕事)。昨年末、制作した改訂版・研修医リクルートパンフレットをプレゼント♪

参加していた新高3生のYちゃん(医学部志望)は、過酷な大学受験を乗り越えた先輩たちに、面接や小論文を含めた医学部受験のあれこれをたくさん質問していました。おしゃべり病理医は、順天堂大学のことしかわかりませんが、大学によって面接試験の形式も雰囲気も実に様々のようです。しんちゃんに、「順天堂大学の面接試験は、本当に温かい雰囲気でした」と言われて嬉しかったです♪

◆ドイツの名作ゲーム「水道管ゲーム」

ひとしきりの雑談の後、今回は、ドイツの名作ゲーム「水道管ゲーム」で遊びました。

▼ちょっとレトロな絵の水道管ゲーム。手前にある金色のはレンジといわれている水道管修理道具。このレンジを使うか、同じ形の水道管を重ねて、水漏れ水道管を修理する

懐かしい!と思われた方は、私と同じ、アラフォーならぬアラフィフでしょうか? 我が家から持参した「水道管ゲーム」も昭和感あふれるテイスト(ルール書が明朝体で書かれていたりするあたり)で、経年劣化で若干黄ばんだカードでみなさんに遊んでもらい恐縮でしたが、でも、やっぱり久しぶりに遊ぶと、名作だー!と思うのでした。

ルールはシンプルで、ハンドルから蛇口まで水道管カードをつなげていき、既定の枚数以上に一番乗りの方が勝ち、というものです。時に人の水道管に水漏れ水道管を重ねたり、ルートの変更を余儀なくされる曲がっていて、かつ水漏れしている水道管をつなげたりと、他のプレイヤーの邪魔をしつつ、自分の水道管を着々とつなげていきます。運と駆け引きのバランスが素晴らしいのです。

◆血管は水道管に似てるぞ

そんな水道管ゲーム。医学ゲームに翻案できるじゃないか!と目をつけたおしゃべり病理医。血管修復ゲーム「IVR」と名づけたお手製ゲームをみなさんに試遊してもらいました。水道管ゲームと異なり、心臓カードから出て、心臓カードに戻ってきてもらう形にし、人体の循環経路を模したルールに変更しています。また、水漏れに相当するカードとしては、出血・血栓・塞栓・動脈硬化といった血管疾患をベースにいくつかの種類を作り、それに対応する治療カードも用意。遊びながら、循環障害の基本のきを学べるように設計しました!

▼ゲームマスター風でやや偉そうだが、緊張しているおしゃべり病理医

▼ルールを確認しながら進めていきます。あいまいなところはその場で話し合って決定!

▼遠目にみると、コブラみたいに見えるけど、血管のつもり(汗)。時に出血や動脈硬化などの循環障害が起きますが、治療しながら、心臓を目指します!

とりあえず止まることなく順調にゲームを進められてほっと胸をなでおろすおしゃべり病理医でしたが、水道管ゲームと異なり、スタート地点にぐるりと戻ってくる必要があるため、分岐やカーブした血管を多く用意しないと、カードが足りなくなって戻れなくなるというプレイヤーが出てきてしまうなど、いくつか課題があぶり出されました。テストプレイならではの収穫でした。

◆楽しいイベントに行くから検診はパス?

お次は、いつの間に仕込んでいたのか、しんしん作の子宮頸がん検診をテーマにしたゲームを試遊しました。

女性のみなさんは、子宮頸がん検診が20歳から公費で受けられることをご存知ですか。子宮頸がんはワクチンを打っていればかかることはないと思っている方は、要注意。子宮頸がんの多く(9割程度)は、ヒトパピローマウイルスが関与していますが、残りの1割はウイルス感染とは関係ないものもあり、そのがんは、予後が悪い質の悪いものが少なくありません。ワクチンを打っている方でも定期的な検診は重要です。

でも、検診は面倒くさい、というのが正直なところ。お休みの日は楽しいイベントの予定を入れたいですし、イベントがあれば、検診は後回しになりがちです。

そんな面倒くささをうまーくゲームにしたのがしんしんのすごいところです。ゲームのタイトルは、「飲茶?検診?」。試遊あとは、ゴロの良さも考慮して「点心?検診?」に変更。でも、なぜ、こんなタイトルなのでしょう?

◆点心?検診?

このゲームは、女子会を想定し、エピソードトークを楽しみながらなるべくハッピーポイントを集めた人が勝ちというルールなのですが、エピソードトークを優先すると検診を受けることを忘れ、知らず知らず病気が進展してしまっていることに気づかないということに。もしも発見時にがんになってしまっていたら、ハッピーポイントが大幅に減点されるのです。

さぁ、あなたの番ですが、女子会で点心とトークを楽しんでハッピーポイントをゲットするか、それとも検診を受けて、現状を確認するか?そんなわけで、このタイトルなのでした♪

テストプレイは、とても楽しく進みました。何と言ってもエピソードトークが楽しく、これはアイスブレイクなどにも利用できるのでは?という感じにグループでの会話が弾みました。「最近のお気に入りのコーディネート」や「最近、会った憧れの人との話」など、きゃぴきゃぴと女子トーク(男子も混ざっていましたが)を楽しみました。

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投稿者プロフィール

小倉 加奈子
小倉 加奈子
趣味は読み書き全般、特技はノートづくりと図解。一応、元バレリーナでおしゃべり(おえかき)病理医。モットーはちゃっかり・ついで・おせっかい。エンジニアの夫、医大生の息子、高校生の娘、超天然の母(じゅんちゃん)、そしてまるちゃん(三歳♂・ビション・フリーゼ)の5人+1匹暮らし。