夢みる臨床検査技師
夢みる臨床検査技師 COLUMN
2023.01.30
2023.01.30
MEdit姉妹の妹は、臨床検査技師!
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みなさん、はじめまして。夢みる臨床検査技師こと西岡夢実です。このたび、幸運にもコラムを書かせていただくことになりました!この連載では、臨床検査技師のリアルなお仕事内容を通して、みなさんが「臨床検査」に少しでも興味がもっていただけるような楽しい内容を発信していきたいと思っています。

私は、臨床検査技師として、公立の病院で働いています。担当は、病理検査と超音波検査です。多様な臨床検査技師のお仕事内容については、コラムを通してじょじょに紹介していきたいと思います。

私は、三姉妹の末っ子として生まれ、いつも姉たちを追いかける幼少期を過ごしました。それは思春期になってもあまり変わらず…気がつけば看護大学に進学した6歳上の姉に憧れて、医療の道を志していました。将来は医療職に就きたいなあ…と漠然と考えていた私ですが、臨床検査技師を目指すきっかけとなったのは、目標としていた姉が難病を発症したときです。姉は、忙しいながらも充実したキャンパスライフを送っていたと思います。しかし、ある時から原因不明の痛みと発熱に苦しむようになりました。入院し、たくさんの検査を受け…診断されたのは聞いたこともない病名でした。

検査と聞くと、みなさんはどんなことが浮かびますか?採血や尿検査、エコーや心電図など、いくつか思いつくでしょうか? 私は医療職に就こうと考えていた割には、検査についてほとんど知らず、姉が診断を受けたときに初めて、たくさんの検査があることを知りました。そして、「検査」が「診断」に不可欠であることを実感したときが、私が臨床検査技師を目指そうと決心した瞬間でした。

それからは闘病と勉学を両立する姉と励まし合い、姉は看護師、私は臨床検査技師になり、それぞれの夢を叶えました。さらに幸運が続き、このMEdit Labで姉妹揃ってコラムを連載する機会にも恵まれました!

臨床検査技師となってからは、採血やエコーで患者さんと向き合う日や、病理検査で検体を通して患者さんと向き合う日、医療スタッフとの学びの多い関わり…毎日が勉強で反省も多い日々ですが、充実感に満ちています。私にとって、自分の興味を伸ばし、「学ぶことって楽しい」と感じさせてくれる「臨床検査」の魅力を、みなさんにも分かりやすくお伝えできるように、私の経験も含めて発信していきたいと思っています。

また、次回のコラムでお会いできるのを楽しみにしていますね!

投稿者プロフィール

西岡 夢実
西岡 夢実
看護師の姉を追うように医療の世界へ。臨床検査技師国家試験合格後に、緊急検査士、細胞検査士と、専門を極めていくド根性ぶりとふわっとした雰囲気がギャップ萌え。好きなことは映画鑑賞とガチャガチャ。