医療多職種連携ゲーム「ENT!」を使ったMEdit授業も今季８回目を迎えます。今回は、初めての学校。神奈川県の学校としては湘南白百合学園に続いて２校目となる、関東学院中学・高等学校にお邪魔しました。
関東学院中学・高等学校は、140年の歴史を誇るキリスト教の伝統校です。
校長先生のメッセージには、他者と積極的に交流し、それぞれの意見に耳を傾けながら、組織の進むべき方向を指し示し、自らの力を他者とともに用いる存在である「サーバントリーダー」を育成する、とあります。
キリスト数の「羊飼い型リーダーシップ」が基となっており、近年多くの組織で注目を集めている個人の強みをいかしながら下支えするリーダーシップを実践できる人物を表すのだとか。
それって、チーム医療を円滑に進め、より良い診療を目指す、医療職に求められる人物像と重なるのでは？と楽しみに伺いました。
想定外だったのは、最寄り駅の京浜急行「黄金町駅」との標高差。そう。学校は小高い丘の上にあり、学校に到着するには心臓破りの坂を登らなければならなかったのでした。生徒さん、サーバントリーダーになるだけでなく、アスリートにもなれそうな通学路です。
◆医療職のサーバントリーダーに！
今回は、中学3年生から高校2年生まで12名の生徒さんが参加してくれました。様々な医療職があることに興味津々の様子の生徒さんで、最初のプチ講義も熱心に聴いてくれて、「ENT!」も集中して楽しそうに取り組んでくれました。
ゲーム後の質疑応答では、「診療放射線技師」や「臨床検査技師」などゲーム内に登場した医療職種についてさらに詳しく解説してほしいという声が多く上がりました。医療職のサーバントリーダーになってくれそうな生徒さん。温かく迎えてくださってありがとうございました！
帰り道は、とても美しいクリスマスツリーを背に、急な下り坂を転がり落ちないように、病院の忘年会に急行したおしゃべり病理医としんしんでした。忘年会では、病院の広報委員であるおしゃべり病理医としんしんが制作に関与している「じゅんねりYouTubeちゃんねる」や「レジデントガイドブック」の改定版のお披露目を行いました。練馬病院からも多様な医療職に光を当て、その魅力を発信していこうと思います。その話はまた別の機会に！
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