MEdit Labがお届けするリアル＆ウェブワークショップ「レッツMEdit Q! 医学をみんなでゲームする」のメインディッシュは、そう。ゲーム。

前回のコラムでも、ワークショップで遊んでいただくゲームのひとつ「ブラインドスケッチ」をご紹介しました。（元ラグビー日本代表・福岡堅樹さんが描いた、まさかのゆるふわイラストは必見です）

ということで、今日は２つめのゲームをご案内しましょう。

MEdit Labが誇るカードゲーム「ウイルスバトル」です！

これね、コロナ禍のいま、世界中の人が遊んだらいいと思ってます。「ウイルスバトル」とは、感染を広げようとするウイルスチームと、それを防ごうとするヒトチームに分かれて戦う対戦型のカードゲームです。ということは……？　そうです！　遊びながらウイルスの感染方法とその防御策を学ぶことができるわけです。画期的でしょ。新型コロナウイルスの第9波が心配されているいまこそ、みなさんに遊んでいただきたいものです。

以下の動画教材で、なんと神様（！）に扮したおしゃべり病理医がルール説明をしています。そのあと4分20秒あたりから、プレイが始まりますのでぜひご覧ください。あのね、ふつうにびっくりしたし、勉強になります。ヒト側の戦略「アルコール消毒」が効かないウイルスがいるらしい……！　神様の解説とともにお楽しみください。

（↑こちらのバナーから、STEAMライブラリーの動画ページに飛べます。動画の自動再生はされませんので、安心してジャンプしてください）

これは、MEdit Labチームでつくったゲームなのですけどね、日本の超有名ゲーム会社に持ち込んだところ「プロがつくったんですか？！」って驚かれたほどの完成度なんです（すごくない？）。

MEdit Lab代表・おしゃべり病理医小倉加奈子さんは、医療のプロではありますが、ゲームについてはド素人。もちろんゲームクリエイターではないし、ゲーム好きなわけでもありません。なのに、どうしてプロ顔負けのゲームが作れちゃうのか。

小倉さんにインタビューしたらその秘密がわかりました。
「編集術があれば、ゲームは作れる」とのことなんです。

ゲームって、じつは「ルール」で成り立っているんです。たとえば、鬼ごっこ。すごくシンプルなゲームですが、いくつかルールがありますよね。

・プレイヤーは鬼と子に分かれる
・鬼以外のプレイヤーは、鬼から走って逃げる
・タッチされたら鬼になる　などなど。

プレイヤーがこのルールを守るから、ゲームが成立するわけです。（だってもし、タッチされても「オレは鬼にならねえ」って反発するプレイヤーがいたらゲームになりませんよね）　どれだけ複雑なPRGゲームでも、一見簡単そうに見えるボードゲームやカードゲームも無数のルールで成り立っているんです。

……ということは？

そうなんです。この「ルール」とやらをうまく作れれば、ゲームって作れちゃう。

このルールを扱うのが「編集術」なんです。
じつは、おしゃべり病理医小倉さんは、イシス編集学校という「編集術」を学ぶオンラインの学校で10年以上学んでいて、そこでは「師範」の肩書をもつベテラン講師でもあります。小倉さんはここで学んだ編集術を駆使して、ルールを整備して、ゲームを作ったというわけなんです。

もうちょっと詳しく説明すると、ゲームには《ルール・ロール・ツール》という《ルル３条》が必要で、
そのルル３条を整理するためには《要素・機能・属性》というフィルターで物事を分析して……
というプロセスになるんですが、ここはワークショップに来ていただいたみなさんだけにご説明することにしましょう。

ゲームづくりの素人であっても「編集術」さえ使えば、プロ顔負けのゲームが作れちゃう。それは、このコラムを読んでくださっているみなさんも同じです。

MEdit Labのリアル＆ウェブワークでは、
医学について知るとともに、編集術についても学んでいきます。

MEdit Labとしては「医学はあんまり興味ないけど、ゲームはつくってみたい」っていうみなさん、「将来ゲームづくりに携わりたい！」というみなさんのご参加も大歓迎です。

気になることがあればLINEのトーク画面からお問い合わせくださいませ。
募集期間も残り1週間になりました。ゲーム好きなあなたのご応募、お待ちしています！

【募集開始（定員60名）】MEdit Labリアル&ウェブワーク