2026年7月26日(日)、今年も開催されました。そうです、話題沸騰中のMEdit Labワークショップ「医学をみんなでゲームする?」のオープニングイベントです。今回の記事では、2023年度から4年目の開催となったイベントの模様を写真でお届けします。
■こんな会場です

▲順天堂大学 本郷・お茶の水キャンパス7号館。明治39(1906)年の順天堂・本館を復元した白亜の建物の前には、MEdit Labキャラクターの五臓さんが踊るポスターが。

▲垂れ幕まで準備しちゃいました。夏休み中の中学生から、保護者のみなさままで、ぞくぞくと大学キャンパスへ。

▲ご参加のみなさま全員に、MEdit Labのカラフルなパンフレットを手渡して……

▲あれ? これは、なんだろう?

▲じゃーん!本邦初公開。MEdit Lab謹製LINEスタンプの人気絵柄が、アクリルチャームになりました! どっちが欲しいか迷っちゃいます。

▲今年度のフライヤーは、これまでとひと味違う。ピンクがテーマカラーに。
■1時間目:どうして医学をゲームするのか?
さあ、順天堂大学小川講堂にていよいよ始まります。ご挨拶は、MEdit Lab代表小倉加奈子先生(右)と、MEdit Lab主任研究員發知詩織先生(左)。
このワークショップは、「医学をみんなでゲームする」という不思議なタイトル。まず、みなさんに、「医学をゲームする」とはどういうことか? なぜ、ゲームづくりが勉強に役に立つのか? ゲームにはどんな効果があるのか? などなど、気になることを一挙にお伝えします。


▲このワークショップは「医学×ゲーム」ですが、そもそもMEdit Labは「Medicine×Edit」を根幹にして設立された研究会。順天堂大学で病理医の仕事に従事しながら、インターネット上の学校「イシス編集学校」で学び、そして指導陣まで務めた小倉先生が「編集」についての極意を伝授。

▲夏休みを迎えたばかりの中学生から高校生、保護者の方々、医療関係者や編集者からゲームクリエイターまで総勢90名が熱心に聞き入ります。
發知先生は語りかけます。「ここにいらっしゃるみなさんは、医学になんとなく興味があるという方々だと思います。医学というと、専門的で難しいというイメージが強いですよね。でも、みなさんがかならず持っているとあるベストセラー本に医学のことがまとまっています。それは、「保健体育」の教科書です」

▲今回のワークショップでは、「保健体育の教科書」を副読本に、自分は何に関心があるのかを掘り下げてゲーム化していきます。病気が気になる? 身体の構造を知りたい? それとも……。
■2時間目:中高生に知ってほしい「妊娠・出産」のミラクル
「医学×ゲーム」や「医学×編集」「医学×保健体育」の関係を紐解いたあとは、いよいよ「もしドク」授業の本番へ。そうです、このイベントは「もし順天堂大学ドクターが本気で「保健体育-妊娠・出産篇」の授業をしたら」というサブタイトルがついていたのでした。

▲登壇は、順天堂大学産婦人科学講座 先任准教授 山本佑華先生。 もちろん、順天堂大学卒業、小倉先生の同級生です。

▲まさに保健体育の授業でも学びそうな妊娠のメカニズムをおさらいし……

▲動画では、精子をつまんで、卵子に押し込む(!)という、とってもミクロな体外授精の現場の様子を見せていただいたり……

▲赤ちゃん模型を片手に、

▲出産時に赤ちゃんがどう「旋回」しながら、狭い骨盤を通って降りてくるかということを詳しく学んだり。こんなに詳しい「保健体育」の授業、ほかではちょっとありえません。
講義が終わったら、会場からの質疑応答タイム。

▲男子生徒も身を乗り出して質問してくれました。

▲会場からの質問は、3人の先生が驚くものばかり。「胎児はどうやってウンチをするんですか?」「産婦人科って、どんな雰囲気ですか?」「日本ではなんで無痛分娩が広まらないんですか?」「出生前診断について、先生のお考えは」「子宮頸がんワクチンって……」。
胎児の生態から、将来の職場選択に関わるもの、そして自分やパートナーの妊娠出産に関わる問題まで、幅広く深い質問が寄せられ、会場をまじえたクロストークは白熱しました。
*この場で寄せられた、奇跡の再会については、こちらの記事でご覧ください。
■いざ、ゲームプレイ!
授業が終わると、3人の学生さんが登壇。じつはこの3名、昨年度までにMEdit Lab「医学をみんなでゲームする」ワークショップを受講して、それぞれ医学ゲームを制作したメンバー。今年度、はじめてワークショップに参加する後輩たちに、ワークショップの体験談を語ってくれました。

▲中央左&右の2名は、高校生のときにMEdit Labワークショップを受講して、今年無事に大学入学を果たした勇者たち。あのときの高校生が、いまや医学系大学生として後輩たちのお手本になってくれました。

▲会場を移動して、中高生から保護者の方まで混ざり合いながら、昨年度MEdit賞を受賞した「消化管電鉄」をプレイしたり……

▲MEdit Labが考案した、病理診断を学べる「バナオーマ・アデノーマ」をプレイしたり。ワークショップから生まれたゲームをさまざまに味わって、オープニングイベントは幕を下ろしました。

■ただいま、ゲームづくりの真っ最中!
オープニングイベント終了後は、参加者さんたちは、ゲームづくりのWEBワークを実施中。12のお題に取り組むだけで、自然と医学に親しみながら、ゲームもつくれちゃうという摩訶不思議なカリキュラム。順天堂大学ドクターが伴走しながら、約60名が真剣に取り組んでいる最中です。2026年度は、ここからどんな医学ゲームが生まれるのでしょうか。保健体育の教科書をぱらぱらとめくりながら、楽しみにお待ちください。

写真:後藤由加里
投稿者プロフィール

- 聞き上手、見立て上手、そして何より書き上手。艶があるのにキレがある文体編集力と対話力で、多くのプロジェクトで人気なライター。おしゃべり病理医に負けない“おせっかい”気質で、MEdit記者兼編集コーチに就任。あんこやりんご、窯焼きピザがあれば頑張れる。家族は、猫のふみさんとふたりの外科医。