今年度6回目のMEdit授業。今回訪れたのは、湘南白百合学園。江ノ島にほど近い、海と山の両方の魅力を感じられる場所に広大な敷地をお持ちです。湘南モノレールは、住宅街のど真ん中に駅があり、お家とお家の間に挟まれるようなこじんまりとした片瀬山駅から、アップダウンのある道を数分歩くと学校の敷地に到着! MEditメンバーはちょっとした小旅行気分です。
今回は、順天堂大学練馬病院研修医1年目で、病理診断科でちょうと研修していた西口采花先生も参加してくれました。西口先生とおしゃべり病理医の出会いは、さかのぼること9年前の病理診断セミナー。高校1年生だった西口先生は、そのセミナーがきっかけで病理医に興味を持ってくれて、ついに練馬病院の研修医に!9年越しに再会し、今度は立場が変わって、一緒に同じ職場で働く医師同士に。こういった素敵なご縁がこれからも続きますように。MEdit授業での生徒さんとの一期一会の出会いのチャンスに今回も胸を馳せます。
◆Media Net LabにMEdit Lab?
「会場はこちらです!」
出迎えてくださった先生が連れて行ってくださったのは「Media Net Lab」という名前の図書室兼ラーニングコモンズ的な機能を併せ持った素敵な会場。「MEdit Lab」と名前が似すぎていて、ついついはしゃいでしまいましたが、とても広々とした場所に、グループワークがしやすいよう自在にくっつけられる机が配備されており、オシャレなだけではなく機能的な会場でした。
今回も今年度のテーマである「バナナの病理診断」をひっさげての出前授業。おしゃべり病理医としんしんもだいぶ連携がスムーズになってきましたし、生徒さんもやはり学校での開催ということもあり、のびのびと参加してくれました。
「診断に重要なのは、観察力・見立て力・そしてコミュニケーション力。医学知識があるからといってセンスの良い医者になれるわけではありません」
カードゲーム「バナオーマ」の前の講義に真剣に耳を傾けてくださる生徒さん。日常生活の中で自然と養う能力こそが医師になって役立つことをきっと理解してくださったと思いますが、学校の佇まい、校舎の設備など、生徒さんに様々な能力を自然と身につけさせるのにとても素晴らしい環境の学校でした。
質疑応答コーナーでは、やはり受験勉強の方法やモチベーションの保ち方など、大学進学に向けての質問が多く寄せられましたが、ここでは、MEdit学生部の石井菜々子さんが素晴らしく的確なアドバイスをしてくれていました。参考書の選び方、学習計画の組み立て方、そして学校と塾の時間の効率的な活用法まで…。医学部2年生ということでちょっと前まで受験生だった石井さんならではのシャープなアドバイスに生徒さんも熱心に耳を傾けていました。
石井さんのアドバイスが気になるという方がおられましたら…、ぜひMEdit Labのイベントにご参加くださいね! 時間ギリギリまで残って質問をし続けて疑問を解消する熱意と粘り強さがある生徒さんや、日々の勉強と部活の両立の難しさを笑顔で語ってくれる生徒さん方の溌溂として様子に、エネルギーをもらったMEditメンバー。帰りの湘南モノレールもしっかり堪能したのでした。
参考URL:
【探究講座】MEdit医学授業×順天堂大学 | 湘南白百合学園中学・高等学校 (shonan-shirayuri.ac.jp)