桜蔭学園でのMEdit授業をレポートします!桜蔭学園は、順天堂大学とお隣さま同士で、両者のキャンパスは、徒歩5分圏内。医学部を中心に、桜蔭のOG生も数多くいます。今回も平日の放課後、さくっとライトな感じでMEdit授業を開催してきましたー。
ホームルームとお掃除が終わって集まってくださったのは23名の中学3年生から高校2年生までの生徒さん。昨年のバナオーマを活用したMEdit授業から2年連続参加された生徒さんも数名おられて、嬉しい再会を果たしたしんしんとおしゃべり病理医です。

今年度は、MEdit授業では多職種連携ゲーム「ENT!」を活用し、チーム医療をテーマに行ってきましたので、こちらのサイトからも何度もその内容はお届けしており、詳しく内容については語りませんが、桜蔭学園の生徒さんの学びの姿勢についてのささやかな発見についてお話したいと思います。
★集中するスピードの速さ
まず、何と言っても集中力! 講義を聴く姿勢に入るスピードが速いのが大変印象的だった桜蔭学園の生徒さん。生徒さんの集中力がじんわりとしたエネルギーとなってこちらに伝わってくるくらいで、ヘタなことは言えないな!と、心地よい緊張感を感じてお話を進められるのです。

★旺盛な好奇心
そして、いざ、やることがはっきりすると旺盛な好奇心を発揮する生徒さん。「ENT!」ってどんなゲーム?と、即座に配られたスタッフシートやゲームシートに目を通し、情報を主体的につかんでいく生徒さんたち。学びの瞬発力のヒミツ、ここにあり、と思いました。

★本質を外さない学習力
どうしてもゲームを授業に取り入れる場合は、ゲームの勝敗ばかりに気持ちが向いてしまうこともあるものです。楽しく学習できる反面、内容よりも勝敗ばかりにいってしまうと学習効果は減ってしまう、というところがゲーム学習の難しいところでもあるわけですが、桜蔭学園の生徒さんの場合、それは杞憂です。ゲームをしっかり楽しみつつも、ゲームの世界観を深く理解し、チーム医療の大事なポイントを学んでいくといういちばんの目的を踏み外すことはありません。

いつものMEdit授業よりも短い時間でしたが、それだけぎゅぎゅっと密度の濃い時間になりました♪
桜蔭学園と順天堂大学は高大連携を結び、今後もさらに医学に興味のある生徒さんを大学側で受け入れて医学研究を体験してもらうような取り組みも検討されています。
MEdit授業は、本格的な医学の入門編。医学を多様に捉える場としてさらに面白いことに挑戦しつつ今後も継続していきます。医学は大学で学ぶものでも、キャリアのひとつというものでもなく、自分の身体や心の仕組み、医療の在り方を考える身近な学問ですから!
★「ENT!」を活用した授業記事はこちら↓
知らなければ目指せない。知ることが第一歩【金蘭千里MEdit授業】 | MEdit Lab
トロフィー面接なんですか?順天堂医学部面接のヒミツ【茗渓学園MEdit授業】 | MEdit Lab
【写真レポ】日本女子大附属高校MEdit授業開催! | MEdit Lab
AIに勝てない時代、私たち人間は何をする?【洛星MEdit授業】 | MEdit Lab