年越しそば、おせち料理、お雑煮、七草粥…年末年始ならではの料理がたくさんありますが、みなさんこの冬はどんなお食事を楽しみましたか？今日は元日の病院ごはんを特集します！

■元日に夕飯が食べられない…！？

医師には「当直」というお仕事があります。救急車受け入れ、入院患者さんの体調変化、緊急手術に対応するため、通常の勤務時間外の夜間や休日に当番制で仕事をしています。私の勤める病院では夜間も休日も、常に十数人の医師が勤務をし、24時間365日診察にあたることができるようにしています。

夜間当直の場合、夕飯を病院でとることになります。忙しい当直業務の中で、当直ごはんを楽しみのひとつにしている医師も多いと思います。私の勤める病院では出前やデリバリーを利用している医師が多いです。

私も研修医の時には、上級医や同僚とワイワイ言いながら出前を選ぶのが楽しみでした！当時はデリバリーシステムが発達していなかったので、当直室には紙チラシのファイルが欠かせませんでしたが、今はインターネットで注文の幅が広がったようです。

年末年始ももちろん当直があります。「せっかくだし、ごはんで年末年始の気分を味わいたい！」と思ってもそうはいかないのがつらいところ。そう、いつも注文している出前屋さんがどこもお休みなのです。私も元日の当直に入ったことがありますが、あまりに電話が繋がらなくて夕飯を食べられないのではないかと思いました。唯一注文できたケンタッキーのお重をみんなで囲んだのが、今はいい思い出です。

■元日の患者さんのお食事

一方で、年末年始を病院で過ごされる患者さんに少しでもお正月気分を感じていただこうと奮闘するのが、入院食をつくる「栄養科」です。今年の1月1日に練馬病院で提供されたお食事がコチラです！

2024年1月1日の朝ごはん

2024年1月1日の昼ごはん