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レッツMEditQ COLUMN
2024.05.02
2024.05.02
ゲームマーケットへ遠足♪【MEditカフェ第3回】
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MEditカフェ第3回目の4月27日。今回は大学キャンパスを飛び出し、“MEdit遠足”と題して、ゲームマーケット2024春へ。体調不良やスケジュールが合わないメンバーが多く、最少催行人員に近い参加者となりましたが、東京ビックサイトに足を運びました。みんな初めてのゲームマーケットで、いったいどんな場所なのかドキドキです。

東京ビックサイト前の広場でまずはパチリ

そこに登場したのが、瀬戸義章さん。おしゃべり病理医が、8年ほど前に受講したイシス編集学校の講座[離]でご一緒した方で、防災などをテーマにしたボードゲーム制作をお仕事にされています。なんと偶然にもイシス編集学校のチーム4名もボードゲーム制作のアイディアを仕入れにゲームマーケットに参加エントリーをしており、入り口では総勢8名が集結。わたしたちMEditチームは、ゲームマーケットの案内人としてこれ以上の方はおられない! と、迷惑を顧みず、ちゃっかり瀬戸さんの後に金魚の糞のようについていくことにしました。

入り口から活気溢れるゲームマーケット

入場口をくぐると、広大なフロアは、所狭しと出典ブースで埋め尽くされ、すでににぎやかな会場。瀬戸さんはあまり迷うことなく最初のブースへ。後で伺うと、わたしたちMEditチームが作りたいと思っている医学ゲームに合いそうなメカニクス(ゲームの仕組みや構造)をパッと見ながら判断して、案内してくれていたのだそう。プロの瀬戸さんは、ちょこっとクリエイターの方と言葉を交わしただけで、一瞬にしてどんなゲームで、どういう点が特徴で、惜しい点はどこか、みたいなことまでわかるようです。

素人の私たちは、ついついデザインがオシャレで自分の好みだったりすると第一印象だけで、そのブースに吸い寄られてしまいます。やっぱりデザインもボードゲームの重要な要素であることを再認識。

最初に寄ったブースがこちら。

「アニマルビンゴ」。お子さんが喜びそうなかわいらしい動物とシートがおいてあります。袋から手探りで何の動物なのか予想しながら引いていき、引いた動物のシートのコマに自分の色のわっかを置き、タテ・ヨコ・ナナメが揃えば勝ちというゲーム。ふむふむ、「これ、臓器でやれそうじゃない?」「消化管とか、循環器とか、同じ器官のものを集めたら勝ち、とかいうゲームにもできそう」とおしゃべりしながら次のブースへ。

「シンキングランキング」。まずネーミングがいい。ゴロも良くて、「ン」のリズムが心地よい。親プレイヤーがランダムに選ばれたテーマに沿ってアイテムカードを並べ、ランキングを作成し、回答プレイヤーがどんなテーマでランキングが作られたか、カードの並びから推理して正解することを目指すゲームです。瀬戸さんがさっと1つ購入したため、おしゃべり病理医も慌ててひとつ購入。同じブースの別のカードゲームはすでに「完売」となっていました。

このあたりで、しんしんと医学部2年生のゆっきーがはぐれて、瀬戸さんとしかちゃんとおしゃべり病理医、3名のツアーに。ちょっとでもどこかのブースに気を取られると、あっという間にはぐれる。恐るべし、ゲームマーケットの盛況ぶりです。

おしゃべり病理医は、そのあとも瀬戸さん(長身なので見失う心配はあまりありませんでしたが)の背中にぴったりくっついて、マーケットツアーを継続。あちこちのブースによっては、フライヤーをゲットし、様々なテーマでゲームが作られていることに驚嘆しながら奥へ奥へと進みます。

最近は、謎解きゲームがブームのよう。繰り返し同じゲームで遊ぶよりも、1回で完結する謎解きゲームを好む人が増えているのだとか。そんな背景情報を瀬戸さんから解説していただきつつ、謎解きゲームブースへ。瀬戸さんが「一度やってみて面白かったよ」というゲームを教えてくださり、スタッフの方にも「これ、初心者向きです」と背中を押され、謎解きゲームを1つゲット。

さらにこんなゲームも。

これは、演劇がお好きで自らもYouTube番組などを制作されているみなさんがつくった「ラジオDJ」というゲーム。リスナーからのハガキがたくさん入っており、このハガキにある様々な相談やコメントにラジオDJになりきって語る、というシンプルな遊び。おしゃべり病理医、もしかしたらYouTubeデビューすることもあるんじゃないか、そんなふうに思って、1つゲット。お隣にいるのが瀬戸さん。むちゃ、長身です。

そして、こちら。しんしんとはスマホで連絡を取り合い無事合流(しかし、ゆっきーはいずこに?)。しんしんとしかちゃんが対戦しているゲームは、「清少納言V.S.紫式部」。薄紫色のシャツを着ているしかちゃんが紫式部なのでしょうか? 特にどちらでもかまわないゲームです。文字や図柄など指定された形を、手持ちのすべての図形を組み合わせていち早く完成したひとが勝ち、という幾何学のセンスが問われるもの。これ、はじめは、おしゃべり病理医が参戦していましたが、センスがまるでないことに気づき、開成高校出身の頭脳明晰なしかちゃんにパス。意外にしかちゃんも苦戦しておりひそかに勇気づけられたおしゃべり病理医でした。

瀬戸さんの素晴らしいガイドのおかげで大変実りあるゲームマーケット遠足となりました!瀬戸さん、ありがとうございました!

(東京ビックサイトから本郷・お茶の水キャンパスへ)

編集学校チームとは会場出口でお別れし、私たちは、大学キャンパスへ帰宅。収穫をみんなで確認。でも、すでにへとへとだったのと、時間が遅かったこともあり、ゲットしたゲーム達を試遊してみることは叶いませんでした。

大学では、研究があって参加できなかった医学部4年生のリンくんが待っていてくれて、みんなでお茶しながら、今後のボードゲーム開発のこと、MEdit学生部の活動について、熱心に話し合いました。

ゲットしたフライヤーの数々

ゲットした3つのテーマもメカニクスも異なるゲームたち。次回のMEditカフェで試遊しよっと!

来月以降、MEdit Lab本体の研究教育活動もイベント目白押し。正念場がやってきます。医学生と協力して、「学び方を学ぶ、楽しい遊び場」をこれからも模索していきたいと思います。

投稿者プロフィール

小倉 加奈子
小倉 加奈子
趣味は読み書き全般、特技はノートづくりと図解。一応、元バレリーナでおしゃべり(おえかき)病理医。モットーはちゃっかり・ついで・おせっかい。エンジニアの夫、医大生の息子、高校生の娘、超天然の母(じゅんちゃん)、そしてまるちゃん(三歳♂・ビション・フリーゼ)の5人+1匹暮らし。