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2026.09.24
2026.09.24
老眼はチーム医療を阻むのか?【MEditカフェ2026LEO開催】
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2026年8月23日(日)、一般的にはおとめ座の初日らしいですが、8月といえばなんとなくしし座っぽく、MEditカフェ2026LEOと名づけた先日のカフェの様子をご報告しましょう!

MEditカフェとは、月1回、だれでも参加可能、出入り自由のゲームを通して医学を学ぶMEdit Labが企画運営している遊び場です。順天堂大学の本郷・お茶の水キャンパスのオシャレなカンファレンスルームを使って開催しています。2023年から続けているので、かれこれ3年以上、継続しています。

居心地が良いなぁと思ってくださった老若男女の“イツメン”を中心に、毎年のワークショップのオープニングイベントをきっかけに、初めましての方がつねに数人ずつ参加してくださっています。やがて、その中から、イツメン組が誕生し、温かくゆるりとしたご縁が続いています。

他大学の医学部生も、他学部の大学生同士も、医療従事者の大人もそうでない大人も、ぐちゃぐちゃ混ざって、わいわい遊んだり、おしゃべりを楽しみ、いつもあっという間に数時間が経ちます。さて、そんな居心地ばつぐんのMEditカフェ。先日のカフェはどんなだったのでしょう?

◆え?遊ばないで勉強に来ただけ??

今回、新しい現象が見られました! ゲームプレイには参加しないけれど、そのすぐ横のテーブルで試験に向けて勉強する高3生と大学生。MEditカフェがスタバ的に使用された初の例です♪ ついに、MEditカフェもスタバ同様、“3rd place”として認知された歴史的瞬間でした!

◆ドイツのロングセラーゲーム「リンコ」登場!

自己紹介の後、勉強しているふたりを尻目に、さっそくゲームで遊びます。今回、最初に遊んだのは、おしゃべり病理医が持参した、ドイツのロングセラーの名作ゲーム「リンコ」。すごろくやさんでおススメされていたので、ずいぶん前に購入して、一回、家族で試遊してみたおしゃべり病理医。実は、おしゃべり病理医、ルールブックを読み解くのが大の苦手でして、ルールの読み込み不足で、あんまり面白くなかったのです。

でも、MEditカフェは、病理医しんしんもいますし、今回は、MEditカフェの顧問ような存在、ゲーム編集者の石神兄さんがいたから大丈夫♪ 「『リンコ』のルール、もちろん知ってますよ」と、頼もしいお言葉。さっそく、ゲームマスターをお願いしてプレイスタート!

『リンコ』は、自分の手札を場に出していき、出したカードの枚数がいちばん多かった人が勝ちとなるゲーム。出し切れなかった手札のカードは減点となるため、なるべく効率よくカードを場に出していく必要があるのですが、時に“横取り”なるルールが発動したりして、プレイヤー間の熾烈な駆け引きが繰り広げられるゲームとなっていました。おしゃべり病理医、この横取りルールの意味がつかめていなかったことが判明。

勝利したのは、Sさん親子。素晴らしい戦略で横取りルールを上手に活用しながら、手札をどんどん場に出していきました!あっぱれ~!

◆老眼はチーム医療を阻むのか?

お昼休憩後は、MEdit Labが開発した多職種連携ゲーム「ENT!」。4名ずつのチームとなり、チーム対抗戦で、どっちの病院がチーム医療を円滑に進めて、患者さんをたくさん退院させられるか競いました。

大人チームは、ゲームマットやスタッフシートの字が小さすぎて、ピントが合わず、カードの読み込みに苦慮したことが災いとなり、若手チームで構成される病院に負けを喫しました。老眼はチーム医療を阻むんですね。

(手前が大人チーム。字が小さすぎて、眼鏡をはずしてみたりする大人のみなさま)

◆五臓衰弱で病理医に?

お次は、しんしんが準備したゲーム「五臓衰弱」!これは、8つの臓器の顕微鏡写真が4枚あり、ペアで取っていく、病理診断体感、神経衰弱ゲームです。

先日、ゲームマーケットで販売した「バナオーマ/アデノーマ」も病理診断を疑似体験していただくゲームになっていますが、その第二弾。今回は、大腸の病理診断だけではなく、あらゆる臓器が登場です(五臓だけに)。臓器の正常組織像が2枚(全く同じもの)に加え、良性疾患(炎症や感染症など)と悪性腫瘍(がん)の組織写真が1枚ずつ含まれています。

いきなりやると難しすぎて遊べないということで、まずは予習タイム。病理診断をやったことのないみんな(高校生+大学生+非医療従事者の大人)で、あれこれ相談しながら同じ臓器の写真を4枚セットにしていきます。

「これ、キウイの皮みたいで似てない?」「これとこれ、網っぽい」

類似した形であるかをみんなで吟味しながら、4枚セットに。途中で病理医の私たちが「合ってます!」と正解をお伝えしながら予習完了。

ここからいざ五臓衰弱へ! みなさん、記憶力が素晴らしい。案外、プレイはスムーズに。ただ、通常の神経衰弱と異なり、同じ絵柄ではなく、同じ臓器であればペアにして取っていいため、時折、病理医がジャッジを下す必要があり。

顧問の石神兄さんが、改良に向けてのアドバイスをしてくださったので、さらに組織写真を撮り直してブラッシュアップすれば、完成して楽しく遊べそうな予感がしました。

◆肉かるたの威力

さて、「五臓衰弱」の着想のもとになったのは、大人気ゲーム、ヨシナガさん作の「肉かるた」。以前、米光一成さんとともに、MEditカフェにお越しいただき、「肉かるた」を持ってきてくださったのでした。

「五臓衰弱のもとになったゲームは、こちらでーす!」と言いながら、最後にみんなで肉かるたで遊びました。脂の差しの入り方や肉の折れ曲がり具合など、よくよく注意して覚えます。「対角線あぶら!」とか、「折れ曲がり肉!」などなど、だんだんと特徴を抽出したネーミングが発動し、わいわい楽しく遊びました。

さて、次回は9月26日(土)の午後から♪ きっと楽しい時間になりそうです!

 

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投稿者プロフィール

小倉 加奈子
小倉 加奈子
趣味は読み書き全般、特技はノートづくりと図解。一応、元バレリーナでおしゃべり(おえかき)病理医。モットーはちゃっかり・ついで・おせっかい。エンジニアの夫、医大生の息子、高校生の娘、超天然の母(じゅんちゃん)、そしてまるちゃん(三歳♂・ビション・フリーゼ)の5人+1匹暮らし。