秋の長雨がようやく終わりかけていた2026年9月の最後の週末。MEdit Labはゲーム三昧で過ごしました。土曜日は、月1回開催のMEditカフェ開催。そして、日曜日は、シリアスゲームの祭典「Play and Learn2026」に初参加してきました!
シリアスゲームとは、なんらかの学習のためにつくられたゲームのこと。シリアスっていう響きがなんとなく深刻なイメージをもたらしがちですが、シリアスゲームとは、遊びながら学ぶ楽しいツールであり、「Play and Learn」は、ゲーム学習の可能性をみんなで広げていこうという有志の会なのです!
目下開催中のワークショップ「医学をみんなでゲームする」も、医学をテーマにしたゲームをつくる、という意味では、シリアスゲームづくりそのものであり、ゲームづくりの試行錯誤を通して学び方を学ぶというゲーム学習そのものであり、そこで誕生したシリアスゲームもゲーム学習のツールとなっていく、という循環もできている。改めて考えていると、MEdit Lab、なかなか面白い取り組みをしているのでは?と自負しちゃったりしています。
それでは、写真メインで私たちMEdit Labチームの充実の週末をレポートします。
◆MEditカフェは、名作ゲームで遊びまくる!
まずは、土曜日のMEditカフェから!雨だし、集まり悪いかな?と思っていましたが、いつも通り、イツメンと初めましての方あわせて10数名が集まりました。しゅうぜさんとおしゃべり病理医がゲットしたゲームをいくつか試遊。

▼しゅうぜんさん持参の「ブルーム・キングダム」。今年の7月末に発売されたばかりの戦略型カードゲームで、3ラウンド終了時に最も多くの勝利点を獲得することがゴール。ラウンド終了時の手札2枚が得点源になるのですが、場に出していくカードによってその手札2枚の効力が変わってくるため、プレイヤー同士の駆け引きが必要で、短時間でスリリングな戦略を楽しめます。

▼各カードの効能をまずは理解するところで苦戦するゲーム初心者の私たち(笑) 意味がわからんなぁと言いつつ、みんなで指差し確認しながらよちよちとプレイスタート。

▼ずっとルールがわからないと言い続けていたわりにいちばん高得点をゲットしたマリアちゃん。

▼お次は、「もっとホイップを!」。ジャケ買いするくらい見た目がかわいいゲームで、ルールもシンプルでわかりやすいのですが、いやいやどうして、かなり戦略的なゲーム。こんなふうにルールがシンプルだけで奥が深い、何度やっても面白い、というゲームをつくりたいなぁ~

▼5チームに分かれてプレイ。親プレイヤーは11カットのケーキを上の写真のように比較的等分になるよう5つに分け、親の次のプレイヤーから好きなところを順々に取っていきます。ゲットした2~3カットのケーキ(いろんな種類がありますが、数字が書かれてあり、それがそのまま得点に)を食べるかコレクションするかを選べます。食べた場合は、ホイップクリームの数がそのまま得点になり、コレクションした場合は、最終的に5チームの中で最もその種類のカットケーキを選んだチームだけに書かれた点数分の得点が入ります。

▼試遊してだんだん気づいていきますが、高得点のケーキをゲットすることばかりに気を取られていると案外点数が伸びず、片っ端からケーキを食べてホイップクリームポイントを重ねた方が良い場合もあり。かつ、点数が低いケーキであっても要は他のプレイヤーの枚数より1枚でも上回ればいいので、場の様子を伺って、効率よく点数を稼いでいく必要もあり・・・。と、書きましたがルールを言葉で説明されてもピンとこない方が多いと思うので、とにかう1回遊んでみてください!

▼お次は、「カリバ」。サバンナの動物が描かれているこちらもかわいらしいカードゲーム。強さが番号で表された動物カードを、1人ずつ出してはその番号に対応する水飲み場に並べていきながら、列が3枚に達すると〈自分より弱い〉動物カード列を獲得できる、という力関係を利用して、カードをより多く集める駆け引きが面白いゲームです。

▼チーム替えして2名で相談しながらプレイ。最初は勝ち筋がわからず、みんな様子を見ながら、恐る恐る動物カードを水飲み場にそっと置く…。がしばし続いていく中で、何ターンかすると弱肉強食の世界が発動。

▼フランス語教師、竹内先生&ふっく船長チームが勝利♪このゲームは、かなりみんなが自分の医学ゲーム作りに参考にできるかも・・・という感想をつぶやいていました!

▼さぁ~て、ここで。問題児登場です!おしゃべり病理医試作の骨訴訟症予防をテーマにした医学ゲーム「骨太ライフ」の試遊。実は、以前のテストプレイでも、様々なルール上の問題、特に、ババ抜きルールがこのゲームテーマにふさわしいのか否かが問題となっていました。

▼やはり…。せっかくペアが揃っても骨密度を悪化させるカードが揃ってうれしくない、という事態も多く、運要素が多すぎて、頑張って骨に良い生活しよう!みたいな気持ちになれない残念なルールになっていることを再確認。

▼でも、やっぱり勝つと嬉しい。今回も竹内先生チームが勝利。パートナーはゆっきー。

▼遊び終わってから、みんなであれこれ改良ポイントを話し合いました。ババ抜きにするなら、骨密度に良いカードにした方がいいねという意見が。そりゃそうだ。他にもババ抜きではなくてポーカーなど、役をつくるルールにした方がいいねというアイディアも出ました。

▼お次は、しんしん制作中の病院お会計ゲーム「レセプトン」。様々な患者さんが登場し、その患者さんが支払う費用を当てる、というシンプルなゲーム。保険診療の仕組みを含め、いったい医療にはどのくらいのお金がかかっているのかを学べるシリアスゲームのお手本のようなゲームになっていました。ルール自体はそんなにネックになるゲームではないので、MEdit授業など、それこどゲーム学習のツールとして活用できそうなゲームでした!
◆Play and Learn2026へ初出展!
翌日は、「Play and Learn2026」へ! こちらは横浜のみなとみらいのイベントセンターで開催。50近い団体が参加しており、展示即売会、というより、情報交換の場ということが参加してよくわかってきました。実際、このゲーム面白そう!ほしい!と思っても、クラウドファンディングで制作費用を募集しています、という団体もあって、買えないことも多く、情報を交換しつつ、ゲームの改良案を考えたりできるという場でした。

▼スタートに何とか間に合わせてブースの整えて満足のおしゃべり病理医。

▼途中、30秒で強制終了させられるプレゼンコーナーがあり、会場みんなで盛り上がりました。おしゃべり病理医も主催の石神さんにマイクを取り上げられるぎりぎりまで、アピール、アピール。

▼プレゼンブースでは、主催者の石神さんの発表もありました。MEdit Labにもたくさん協力してくださっている石神さんは、ゲーム編集者。学習や研修などに用いるシリアスゲームをつくりたいという学校や企業に出向いて、ゲーム作りのお手伝いをされたりしています。今回は、石神さんが不退転の決意を持って臨む「シリアスゲームミュージアム」づくりの構想が語られました。とにかくシリアスゲームのレベルがもっと上がって社会的ムーブメントを起こしていくうえでも、まずは作られたゲームを保存し、その内容を検証できる機会を設け、ゲーム作りのノウハウを継承していくことが必要。そのためのミュージアム構想で、クラウドファンディングが現在進行中。

▼私たちも石神さんに続いて、20分程度の時間をいただいて、MEdit Labの活動や病理診断体験ゲーム「バナオーマ・アデノーマ」についてご説明できました。

▼シリアスゲーム制作をしている仲間同士、色々苦労も分かち合えるため、アットホームな雰囲気が流れます。

▼プレゼンの後、「バナオーマ・アデノーマ」の試遊も!

▼カードのデザインの完成度の高さや、テーマのユニークさなど、ご評価いただけて嬉しい!

▼みんなで記念撮影。パチリ。
初めて参加して色々なことがわかったので、また、MEdit Labのワークショップに参加してくれた高校生などを誘って行ってみたいと思います!
【おまけ】
▼きっしーこと、岸本好弘さんが印象に残った展示や発表をランキング形式で紹介されているので
■Play & Learn#06 見学レポート|きっしーの印象に残ったTop5
https://note.com/happy_
▼シリアスゲームミュージアム構想についてはこちら!
▼バックナンバーはこちら
▼今年度のMEditカフェレポート
老眼はチーム医療を阻むのか?【MEditカフェ2026LEO開催】 | MEdit Lab
ゲムマの収穫をみんなで遊ぶ【MEditカフェGemini2026】 | MEdit Lab
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投稿者プロフィール

- 趣味は読み書き全般、特技はノートづくりと図解。一応、元バレリーナでおしゃべり(おえかき)病理医。モットーはちゃっかり・ついで・おせっかい。エンジニアの夫、医大生の息子、高校生の娘、超天然の母(じゅんちゃん)、そしてまるちゃん(三歳♂・ビション・フリーゼ)の5人+1匹暮らし。